2歳の頃からスポーツに親しみ、 身体を動かし続ける。 楽しみながら続けるトライアスロン歴は約12年!
2歳の頃からスポーツに親しみ、 身体を動かし続ける。 楽しみながら続けるトライアスロン歴は約12年!

Column 「続けること」 Vol. 02<後編>
2歳の頃からスポーツに親しみ、
身体を動かし続ける。
楽しみながら続けるトライアスロン歴は約12年!

サークルの部長を引退すると、チーム全体のことを考える必要もなく、自分の時間が取れるようになった遠藤さん。
「ちょうど大学3年の冬でした。練習に行かない日が続きましたが、朝に一人で走り始めたんです。朝6時から1日20kmを2時間、一人でゆっくり黙々と走り続けました」

そのシーズンオフの1人きりのランニングが、遠藤さんの身体に変化をもたらします。ゆっくり走っていただけですが、量としては月600kmにもなり、あらためて強い身体のベースを作ってくれたのです。
「それよりも大きかったのは“気持ち”の面ですね。走りながら色々なことを考えました。そうして自分を見つめる作業が、そのときの自分には合っていたんだと思います」
静かに自分と向き合う時間。繰り返し同じことを考える日もありましたが、将来の仕事や生活のことなど、多くのことを考えながら走ったといいます。結果的には、その1人きりの練習をベースにして出場した大学4年のインカレは、関東4位、全国20位でフィニッシュ。嬉しかったのは記録よりも、自分に合うトレーニングと出会えたことでした。

「その頃から、結果よりも過程のほうが楽しくなりました。もちろん結果を出すために練習に取り組むのですが、結果だけを追い求める感じではなくなりました。結果に比重を置くと、結果が出なかった時に自分も周囲もがっかりしてしまいます。そして、周囲を気にするから、どうしてもまた順位を求めてしまう。でも、過程を楽しむことは、自分だけにしかできないもっと貴重なことなんです」
この出来事から、より良い過程を積み重ねる延長で、結果が出ればいいと考えを切り替えた遠藤さん。集大成で望んだ大学院2年のインカレは10位という成績を残し、見事学生枠で日本選手権にも出場しました。 「卒業後は仕事が忙しく、いったん区切りをつけました。そして3年間のブランクの後、現在は気の向いた時に、ランニングをメインに週1~2回のペースで練習を続けています」

もちろん、過程を楽しむことは決して忘れない。その思いは、横浜を拠点に遠藤さんが運営するスポーツチーム「TEAMTRIATHLON(チーム・トライアスロン)BLUE-TRAIN」に表現されています。「仲間で集まって何かをしよう」という思いからスタートしているから、“トライアスロン・チーム”ではなく、“チーム・トライアスロン”。練習だけをするのではなく、大勢の仲間が集まった「チームで何かする」ことが大事だと考え、仲間や家族が気軽に参加できる、楽しめるチーム環境を目指しています。

そんな遠藤さんに、「続けること」の力について聞きました。
「そうですね……仕事でもスポーツでも、何らかの目標にチャレンジしたいとします。でも、本当に目標に到達したいなら、必ず続けなければならないじゃないですか?だからこそ、その続ける『過程』を大切にしたいと思うのです。1日30分何かを続けたなら、それだけ自分と丁寧に向き合う30分を積み重ねることになると思うのです」
無心で走ることもあるし、考えながら走ることもある。目的地を決めることは大切ですが、それと同じくらいに遠藤さんは過程を楽しむことを大切にしています。大好きなトライアスロンを続けることで自分を見つめてきた遠藤さんは、最近「ロング」にも挑戦したいと思うようになったといいます。

「いつかハワイ島で開催される、世界最高峰の『アイアンマンレース』に出場したいです。世界中から予選を勝ち抜いた選手が集まる、トライアスロンの祭典。大自然の中を楽しみながら走りたいですね」
そう言いながら、遠藤さんは「遠い目標です」と謙遜します。でも、「BLUE-TRAIN」を共同運営する大学時代の同僚は、なんとすでに出場経験があるとか。遠藤さんならきっと、遠からぬ日に夢を実現させるように思えました。

遠藤啓介さん

Keisuke Endo

遠藤啓介さん

横浜で不動産・建築のプロデュース会社「スタジオアハレ」を経営。仲間とスポーツを楽しむための、「チーム・トライアスロン BLUE-TRAIN」も運営中。

「スタジオアハレ」
http://www.studioahare.jp
チーム・トライアスロン「BLUE-TRAIN」
http://www.teamtriathlonbluetrain.jp

2013年は、5月に新島トライアスロンに出場し、総合5位でフィニッシュ。右側が遠藤さん。 2013年は、5月に新島トライアスロンに出場し、総合5位でフィニッシュ。右側が遠藤さん。
バイクは、12年ほど愛用する「TREK 5900」。 バイクは、12年ほど愛用する「TREK 5900」。
スイムは、新島港湾を2周回するコース(1500m)。海の透明度が高くとても美しい。 スイムは、新島港湾を2周回するコース(1500m)。海の透明度が高くとても美しい。
ランは、起伏のある島の中を2周回するコース(10km)。左側が遠藤さん。海沿いは眺めも良くとても気持ちがいい。 ランは、起伏のある島の中を2周回するコース(10km)。左側が遠藤さん。海沿いは眺めも良くとても気持ちがいい。

Topへ