毎週末、“解放感”を求めて海へ。 波を追い続けたサーフィン歴は20年!
Vol. 04<前編>
「株式会社コカジ」古鍛冶 豊道さん
Vol. 04<後編>
「株式会社コカジ」古鍛冶 豊道さん
走り続けてきた40,000km 東京オリンピックを目指し、次の100,000kmへ
Vol. 03<前編>
「トヨタ紡織 陸上部」大谷遼太郎さん
Vol. 03<後編>
「トヨタ紡織 陸上部」大谷遼太郎さん
2歳の頃からスポーツに親しみ、 身体を動かし続ける。 楽しみながら続けるトライアスロン歴は約12年!
Vol. 02<前編>
「スタジオアハレ」遠藤啓介さん
Vol. 02<後編>
「スタジオアハレ」遠藤啓介さん
小さなビジネスを地道に拡大 以来8年間、こつこつと ヴィンテージ食器を撮影し続ける
Vol. 01<前編>
「DEALERSHIP」井川雄太さん
Vol. 01<後編>
「DEALERSHIP」井川雄太さん
また、古鍛冶さんにはサーフィンとは別に、もう一つ継続されている習慣があります。
「週に3回、マラソンをやっています。今朝も3km走りました。ただ、走るのはサーフィンを楽しむことを続けたいからなんです」
人より1本でも多くの波に乗りたい、そのためには健康でなければならない、そのような思いからトレーニングも兼ねて走るのだそうです。「フルマラソンなどには興味はないですね」とご本人も語るように、あくまで主軸はサーフィンにあり、マラソンはその補助の役目で副次的な運動なのです。
「もしもサーフィンをやってなければ…… 何もしていなかったでしょうね。ひたすらに飲み歩いて、ただただブクブクと太っていたのではないでしょうか」
つまりサーフィンがあるからマラソンをする、結果として飲み歩いてもサーフィンを続けていることで健康を保てているのだそうです。
「趣味にはとことんお金をかけますね。ボードで部屋1つをつぶしていますし。ですが、妻は理解を示してくれています。私が一人でバリへ行くときも『どうぞ、行ってらっしゃい』というように」
このような奥さんの理解もあり、中断することなく20年間のサーフライフを送れてきたのでしょう。
「『いつか海の近くで暮らしたいと思いますか』とよく聞かれるのですが、不思議とそうは思わないんです。あくまで週に1度でいいんです」
古鍛冶さんにとってそのくらいの距離感が良いようです。サーフィンのあとには疲労感があるといいます。ですが、それは日々の仕事から来る徒労感とは別の“心地良い”疲れ。古鍛冶さんにとって、サーフィンはまさしく日常の仕事を円滑にこなしていくための「潤滑剤」のようなものだからなのでしょう。
古鍛冶さんにとって波に乗ること、走ること、健康に生きていくことは分かちがたく結びついたライフサイクルなのかもしれません。
Toyomichi Kokaji
古鍛冶 豊道さん
大阪に本社を置く帽子製造販売企業 株式会社コカジの三代目で東京営業所所長。さまざまなブランドの帽子をこだわりの国内製造でおこなっている。